アマチュア無線用のアンテナは短縮型の水平ダイポールアンテナ、および6.5mの垂直アンテナ+ATU(整合器)の2本を状況により切り替えて使用しています。
これまでは2年前にアマゾンで購入した小型のATU-130を使用していましたが使用する電波型式などで不安定になる事もあり、ICOM社製のAH-730に変更しました。
固定局ではトランシーバ2台(TRx1: KENWOOD社製TS-950SD、TRx2: ICOM社製IC-7300)で運用していてAH-730の制御線はIC-7300に接続しています。運用体系は下図のようになり、ここで2つの問題が発生しました。
1. ATUのコントロールがIC-7300からしか行えない。
2. AH-730を接続するとIC-7300の内蔵ATU機能が停止されるためANT2との整合調整に使えない。
IC-7300とAH-730間の制御信号を確認
スタート信号:AH-730未接続時0V、AH-730を接続時に+5VになるのでIC-7300がAH-730の接続を認識、このラインを0Vに落とすとAH-730が整合動作を開始。
整合中信号:通常3.3V、AH-730が整合動作中は0V
やること
1. スタートラインとGND間に押しボタンスイッチを入れてマニュアルスタートを可能にする。
2. スタートラインのIC-7300とAH-730の間にON/OFFスイッチを入れ、OFFにすることでIC-7300の内蔵ATU機能を有効にする。(ANT2使用時用)
この機能に整合中信号LEDと電源LED、および外部電源入力を加えた回路図を書きました。
コントローラを作製しました。

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ケースはアマゾンで購入した”GTIWUNG 6個入り100 x 60 x 25mm”を使用しました。