引越しをすると整理していなかった物が見つかります。アルバムを詰め込んだ箱の中から39年前の某パーティーで録音された記念のカセットテープが出てきました。そのカセットテープは長期保存には向かないと言われていた薄くて弱い120分テープです。
そこで、まだテープが生きているか確認するために、昨年まで我が家の朝ラジオとして活躍し、現役生活31年で引退していたナショナル製のラジカセRX-C50に仕事をしてもらうことにしました。
ところが、メカが動いてくれません。分解して診てみるとメカ不良の定番”ゴムベルトのスリップ”が発生していました。ゴムの硬化がそれほどではなかったのでローラーとゴムをアルコールで洗浄したところ(一時的だと思いますが)メカが復活してくれました。
テープを再生すると多少ワウフラを感じましたが、耐えられるレベルでしたので早々にラジカセのLine-OutとPCのLine-Inを接続して2時間かけてPCに取り込み、無事CDに書き込むことができました。
写真はテープを再生中のラジカセ、そしてクリーニングテープと一緒に出てきた古いTDKのカセットテープです。左側のテープMA-Rはダイキャストフレームで結構な重さがあります。このテープの性能に見合うデッキはすでに処分してしまいましたので、今後性能を発揮することはないでしょう。