マイクロソフト製品は時々おかしな動作をすることがありますが、それを同社に問い合わせると、”その動作は製品の仕様です” というものが多いように思います。
下のコピーは経済産業省サイトからの切り抜きで、EXCELで作成されている安全保障上の輸出規制品リストの検索方法が書いてあり、”輸出者の皆さんよく確認して下さい”という目的のようです。
ここで、最初の操作手順画面では検索方向が、”列”になっていますが、次の画面では”行”になっています。・・・これには理由があります。
この手順、最初は両方とも”行”でした。しかしながら行方向の場合には、ある条件下において結合したセルがあると、そこで検索をやめてしまい、その先は検索を行わないというEXCELのバグがあり、バグを回避するためにEXCELの初期設定である”行”から”列”に変更されたのです。 でも、お役所は2枚目の画面までは変更しないかったのです。(お役所仕事ってこういうことか?)
実は、このバグは何年も前から発生していて、マイクロソフトも認めていたものですが長いこと放置されています。
もう一つ
同社のメールソフトOUTLOOKでは過去にあったヘッダーOFF機能が、ある版からは設定項目があっても動作しなくななりました。マイクロソフトに問い合わせると、 ”それが新しい仕様で、ヘッダOFFの設定項目は消し忘れです” と返ってきました。
大きなヘッダが邪魔だと思っている方は私だけではないでしょう。本当に意図して機能を削除したのか、単に出来上がったものをもって、仕様と言い切っているだけなのか、甚だ疑問で、同社の開発仕様書を見てみたいものです。