旧PCから移植したカードリーダーが認識されていないという不具合が出ていました。
このカードリーダーは専用のドライバーは使わず、オンボードのUSB2.0端子にケーブル接続するタイプです。さっそくデバイスマネージャーを見ながら原因を探っていると次のような挙動が確認できました。
- PC電源ONのままUSBケーブルを抜き差しするとカードリーダーが認識される。
- 一度認識されるとPCをシャットダウン後に再起動しても認識されている。
- PCシャットダウン後にPCのメイン電源スイッチを切ると、その後カードリーダーは認識されなくなる。
この挙動からの推測
- このカードリーダーは電源の立ち上がり方、または認識のタイミングによりフリーズしてしまう。
- 一旦正常に起動すればPCのメイン電源を切らない限りPCのスタンバイ電源で正常動作が維持されている。
解決策の候補
- PCのメイン電源は切らない。(電気代がかかる。推定5ワット未満)
- 電源投入毎にUSBケーブルを抜き差しする。(PCのケースを開けたままにするか、ケーブルを延長してフロントパネルに差す)
- カードリーダーの電源スイッチを増設する。(空きベイかカードリーダーの空き部分にスイッチを付ける)
- 数千円で新しいカードリーダーを購入する(現在販売されている内蔵カードリーダーの評価書き込みを見たが、同様の不具合があちらこちらで発生しているらしいので投資リスクは大)
- 外付けのカードリーダーにする。(邪魔)
選択した解決策
- PCのメイン電源は切らない(電気代が少しかかりますが、消費するのは月々3.6kWh(5ワット×24時間×30日)で、中国電力の従量電灯Aの電気料金は最大29円/kWhなので、約105円/月)
解決策の実施
- PCの電源を入れる。
- カードリーダーのUSBケーブルを抜き差ししてカードリーダーを認識させる。
- PCのメイン電源は切らない(AC電源は常に給電状態にしておく)。