インフルエンザ感染記

インフルエンザ感染記

インフルエンザ感染記

これはインフルエンザウィルスによる5泊6日の感染ツアーの記録である。

それは桜の花見も終わった春真っ盛りの4月14日に始まった。
4/14:
(6時) 起床、体がだるく、咳がでているので体温を測ると37度5分、平熱は36度5分前後なので少し熱がある。数日前から周囲に風邪をひいたという人がいたので、いらぬおすそ分けをいただいたのかと思いつつ朝食。 食後しばらくして再度体温を測るが変化は無い、しかし症状は徐々に悪化していて嫌な感じなので病院に行くことにした。
(9時) 近くの病院に行き診察していただくと、医師から”インフルエンザの可能性があるが、発症から6時間以上経過していないと検査で検出できない。今はその可能性があります”と説明される。私はインフルエンザの予防接種をしていたので、予防接種の効果に期待してしばらく様子を見ることにし、風邪の処方箋をいただき、薬を調達して服用、ベットで休む。
(12時) 昼食をとり体温を測るも大きな変化は無い、しかし症状は確実に重くなっている。
(15時) 少しもうろうとしてきたので体温を測ると急上昇していて38度9分。再び病院に行き、インフルエンザの検査を受けA型陽性と判定される。タミフルを処方され、外出禁止解除日は熱が下がってから2日経過後かつ4/20以降となる。

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今回使われたものと同形の検査キット(画像:デンカ生研株式会社)

(19時) インフルエンザウィルスは大勢で物を壊したり、傷つけたり傍若無人な行動をとるため白血球と喧嘩になり、発熱、悪寒、咳、喉痛、関節痛、筋肉痛、目まい、頭痛と、いたるところで事件が発生、何が何だか・・

4/15:
(朝) 夜中には絞れるほどの汗をかき、一晩中うつらうつらで朝を迎える。食欲は無いが、食べる意思はある。少ししか食べれないが妻の作ってくれるお粥と梅干が美味い。
(昼) 昨日から1時間から2時間毎に体温を測っていたが、急に37度台に下がった。疑って測り直したが確かに下がっている。症状も緩和しているように思える。よもやと期待し、ここからはダメ押しの養生だと思い、栄養摂取のためチョコチップクッキーなどもながら横になる。
(夜) 期待は糠喜びであった。体温が37度台になったのは昼の一回だけで、直ぐに39度前後になり一時39度4分という本ツアー最大のバトルとなる。

4/16:
(朝) 夜中の汗は相変わらずだったが、体温は37度台まで下がっている。症状は軽くなったように思えるが、前日の例があるので油断はできない。
(昼) 体温は37度台で納まっている。インフルエンザウィルスの症状は全体的には朝より少し軽くなったように思えるが、筋肉痛と頭痛は増したように感じる。
(夜) ベットに入って数分間も同じ姿勢でいるとけだるくなって姿勢を変える。そんなことをしながらいつしか眠った。

4/17:
(朝) 体温は36度台まで下がった。目がしょぼしょぼするが、症状はかなり改善された。外出はできないが、服を着替えて日常生活を取り戻すことにする。
(昼) 筋肉痛と腰痛以外は気にならなくなる。白血球は昨日からインフルエンザウィルスの残党を退治しているのだろう。
(夜) 久しぶりに風呂に入る。頭を洗い、あとは軽く温まる程度で済ませる。入浴時に両足大腿部ひざ上から付け根にかけて発疹が出来ているが、痛み、かゆみが無いので経過観察とする。

4/18:
(朝) 昨夜はほとんど眠れなかった。痛みとかの症状ではなく、前日と同様のけだるさに加え目がさえて眠れず。結局寝たのは3時半過ぎ、目が覚めたのは6時。タミフルも今日で終わる。
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(昼) 体温は36度3分(平熱)に戻っている。昨晩は寝不足のはずなのに昼食後も睡魔は訪れない。暇なので本を読むと焦点が遠くにあってあっという間に目が疲れ、集中できない。熱が引いても体調の復活にはまだもう少し時間を要すると感じる。
(夜) 体温に変化は無い。夕食後に最後のタミフルを服用、10時を過ぎたころ眠気が表れ就寝。

4/19:
(朝) 久しぶりに何の障害もなく7時半まで熟睡。寝過ぎの感はあるが視力はかなり回復している。
(昼) 病院に行き、インフルエンザウィルスの感染ツアー終了を確認。


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我が家では3台目の丸洗いできる予測検温・実測検温兼用電子体温計。現在使っているのは表示が大きくなったC205(画像:テルモ)