YAMAHAのルータRT57iに触れる機会がありました。
このルータの外部とのPPP接続設定では、複数設定できるプロバイダーとの接続、および複数設定できるVPN(PPTP)接続が一連のPPP接続として接続設定順に相手先情報番号という通し番号が割り当てられます。少しつまずいたことをここにメモしておきます。
例えばプロバイダA→VPN接続A→プロバイダB→VPN接続Bと順に設定すると
プロバイダA:相手先情報番号1
VPN接続A:相手先情報番号2
プロバイダB:相手先情報番号3
VPN接続B:相手先情報番号4
となり、以降の設定コマンドではこの番号のみを使用します。例えばプロバイダAとPPPoEで接続する設定では、”provider set 1 PPPoE”となります。
例外もあって、VPNのAnonymous接続では相手先接続番号が、”anonymous”になります。上記の例でVPN接続AをAnonymousにした場合は、次のようになります。
プロバイダA:相手先情報番号1
VPN接続A:相手先情報番号anonymous
プロバイダB:相手先情報番号2
VPN接続B:相手先情報番号3
なお、GUIの簡単設定には”PPTPを使用したパスワード認証のリモートアクセスVPNサーバ」に「MS-CHAPv2」の選択肢がありません”と案内されていますので、Windows7などMS-CHAPv2しか使えないOSからアクセスする場合にはコマンドベースで”pp auth request mschap”を”pp auth request mschap-v2”に書き換えが必要です。